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Pythonの始め方:インストールから動作確認までを丁寧に解説

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「Pythonの始め方」記事用アイキャッチ画像。ExcelとPythonのロゴ、チェックマーク付きPCアイコンを含む。
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Excel歴15年。パソコン講座を数十回以上実施し、就職や転職、復職の支援も行っています。Excelの基本操作から関数、マクロ、VBAまで仕事で便利だったことを中心に書いていますので、お仕事の時間短縮にお役に立てれば幸いです。
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「Pythonを始めたいけれど、インストールでつまずきたくない」「公式サイトが英語で不安」という方に向けて、この記事ではPythonの導入をゼロから丁寧に解説します。また、私自身今後ExcelとPythonを連携したテクニックを習得したいと考えていますので、自分用のメモのつもりでもあります。

難しい専門用語はできるだけ減らし、実際に画面を操作しながら進められるような手順でまとめました。

この記事を読みながら進めれば、Pythonをパソコンにインストールし、無事インストールできているか確認するところまでたどり着けます。
プログラミング初挑戦の方でも安心して取り組める内容なので、肩の力を抜いて進めていきましょう。

 

この記事でできるようになること

まずは、このページで到達できるゴールをはっきりさせておきます。読み終わるころには、以下のことができる状態を目指します。

  • Pythonとは何かをざっくり説明できる
  • 自分のPCに合ったPythonのインストール方法が分かる
  • コマンドプロンプト/ターミナルからPythonを起動できる

「Pythonの環境構築が終わった状態」をスタートラインにして、その先で本格的な勉強を進めていきましょう。

 

Pythonってそもそも何?ざっくりイメージだけつかもう

Pythonは、世界中で使われている人気のプログラミング言語です。特に以下の分野でよく使われています。

memo
  • Webサービス開発:WebアプリやAPIの開発
  • データ分析:売上データやアクセス解析などの分析
  • 機械学習:AIや画像認識、チャットボットなど
  • 自動化:Excelやファイル操作などの定型作業の自動化

「読みやすくて書きやすい」ことが特徴で、プログラミング初心者にとっても学びやすい言語です。

難しいことをいきなり理解する必要はありません。「将来いろいろなことに使える便利な道具」くらいのイメージでOKです。

 

インストール前に確認しておきたいこと

インストール手順に入る前に、簡単な事前確認をしておきましょう。ここでつまずきを減らしておくと、後の作業がスムーズになります。

お使いのパソコン環境を確認する

まずは、自分のパソコンのOS(基本ソフト)を確認しましょう。主に次のどれかに当てはまるはずです。

  • Windows 10 / 11
  • macOS(MacBook / iMacなど)

この記事では、初心者の方が特に多いWindowsを中心に説明しますが、macOSユーザー向けのポイントもあわせて紹介します。

Pythonのバージョンは「3系」を選ぶ

Pythonには大きく分けて「2系」と「3系」がありますが、現在はPython 3系が主流です。
特に理由がなければ、公式サイトからダウンロードできる最新の安定版(3.x.x)を選べば問題ありません。

本記事では、バージョンの番号が多少違っても、基本的な操作は同じと考えてください。

Pythonの入手方法を比較する

Pythonをインストールする方法はいくつかあります。主な方法を表にまとめると、次のようになります。

方法 対象OS 難易度 特徴
公式サイトから直接インストール Windows / macOS やや易しい もっとも標準的なやり方。公式推奨の方法。
Microsoft Store(Windows) Windows 10 / 11 易しい クリックだけで簡単インストール。初心者向け。
Anacondaをインストール Windows / macOS 普通 データ分析・機械学習向けツールがセットで入る。

この記事では、書式でもよく紹介されている「公式サイト」からのインストールをメインに説明します。
データ分析や機械学習が目的で、いろいろなライブラリをまとめて入れたい方は、後でAnacondaを検討するとよいでしょう。

 

【Windows向け】Pythonのインストール手順

ここからは、Windows 10 / 11を使っている方を想定して、インストール手順を順番に見ていきます。
大きく分けて、次の2つの方法があります。

  • 方法1:Microsoft Storeからインストール
  • 方法2:公式サイトからインストーラーをダウンロードしてインストール

どちらでも構いませんが、ここではGooglechromeで今回は「Python インストール」と検索し、公式サイトからインストールします。

 

公式サイトからインストールする

より一般的なのは、Python公式サイトからインストーラーをダウンロードしてインストールする方法です。流れは次のとおりです。

  1. ブラウザでPython公式サイトを開く
  2. 「Pythonのインストールマネージャーをダウンロード」をクリック
  3. ダウンロードしたファイル(.exe)を実行する
  4. インストール画面の指示に従って進める

 

インストールマネージャーの役割は、 Windows上で複数のPythonインストールを容易に管理、インストール、起動するためのユーティリティです。

ダウンロードしたらPythonが入ったデータで最後にmsixという名前のものがありますので、ダブルクリックします。

Pythonダウンロード_フォルダクリック

Pythonのインストール」をクリックします。

Pythonダウンロード_確認画面

 

コマンドプロンプトの入力

自動的にコマンドプロンプトが表示されます。

260文字以上の制限

先ほどの画像は、文字にすると以下となります。

memo

Welcome to the Python installation manager configuration helper.

********************************************************************************

Windows is not configured to allow paths longer than 260 characters.

Python and some other apps can exceed this limit, but it requires changing a
system-wide setting, which may need an administrator to approve, and will
require a reboot. Some packages may fail to install without long path support
enabled.
Update setting now? [y/N]

これはPython をインストールするときに Windows の「パスの最大文字数制限(260文字)」に関する設定を変更するかどうかを尋ねています。Windowsは昔からファイル+ファイル名の長さが260文字までという制限がありますが、Pythonや一部のライブラリは260文字を超えるパスが含まれるため、このままだとエラーになります。

そのため260文字を超える長いパスを使えるように許可しますか?という質問のため、基本的にはyにすることをおすすめします。

yと押したらEnterを押しましょう。

するとさらに以下のようにコードが追記されます。

グローバルショートカットの設定
これは「「python3.14.exe」などの “バージョン付きコマンド” を使えるようにするか?」という設定です。

複数バージョンを切り替える方には便利ですが、初心者の方は特に分かりにくくなるため、こちらはNとEnterでOKです。

今後は以下のように表示されました。

最新のPythonインストール

これは「あなたの環境には最新の Python ランタイムがありません。最新版の CPython をインストールしますか?」という意味です。特に理由がない限りYとEnterでOKです。

次は以下のようになりました。

Pythonインストール完了

無事インストールが完了し、Pythonで最低限覚えておきたいコマンドの説明が紹介されています。

最後にオンラインヘルプを見る?と質問されていますので、NでOKです。

 

Pythonのpyコマンドについて

先ほどの画像に書いていたコマンドについて表で解説します。

コマンド 内容
py 普通にPythonを起動する
py -3 Python3を起動する
py –version Pythonのバージョン確認

 

Pythonが正しく入ったかどうかを確認する

先ほどの手順で完了していますが、もし不安になった際は再度コマンドプロンプトを起動してPythonがインストールしているか確認しましょう。

 

Windowsでの動作確認(コマンドプロンプト)

Windowsでは、次の手順で確認します。

  1. スタートメニューから「cm」または「コマンドプロンプト」を検索して起動
  2. 黒い画面が開いたら、次のように入力する
  3. python --versionまたはpy --version
  4. キーボードのEnterを押す

コマンドプロンプトでPythonインストールできているか確認

うまくインストールできていれば、たとえば次のような表示が出ます。

もし「pythonは内部コマンドまたは外部コマンド…」といったエラーが表示される場合は、PATHが正しく通っていない可能性があります。

以下のように表示されたら無事完了できています。

コマンドプロンプトでPythonインストールできているか確認完了

 

さいごに

ここまでで、「Pythonがインストールされている」という第一歩が完了しました。

以下はPythonについてのまとめです。

まとめ
  • Pythonは初心者でも始めやすい人気のプログラミング言語
  • 公式サイトからインストール
  • インストールが出来ているか確認
  • コマンドプロンプトpython --versionまたはpy --version
Pythonは、一度環境が整えば、その後はいろいろな分野に応用していける強力なツールです。

インストールまで進められたあなたは、すでにスタートラインに立っています。

今後は、最初に覚えたいPythonの基本文法」や「Pythonでできる自動化の具体例などもあわせて記事を書いていきたいと思います。

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