【Excel関数】MEDIAN関数の使い方と中央値や平均の違いを解説
Excelではデータを並び替えることができますが、その際に中央にくる値を求める関数がMEDIAN関数です。
一般的によく使うAVERAGEとは意味合いが違い、とても便利なのにあまり知られていない関数の一つです。
そこでこの記事ではMEDIAN関数の使い方とAVERAGEとの違いを紹介します。
使い分けることで正確な値を出すことに繋がりますので、是非参考にしていきましょう。
MEDIAN関数とは?
MEDIAN関数とは、中央値を求める関数です。
例えば5個のデータがあったとすれば、大きい順や小さい順に並べた時にちょうど中央の3番目に位置する値を抽出することができます。
MEDIAN関数の使い方
MEDIAN関数を使用するときは以下の引数を記述します。
【引数の詳細】
数値 | 数値や数値のセル、セル範囲を指定する。指定したセル範囲にある空白セル、文字列や倫理式は無視される |
引数については以下の記事でも解説しています。
中央値を求める方法
関数を入力したいセルを選択し、fxと書いている「関数の挿入」をクリックしましょう。
続いて、「関数の検索」に「median」と入力し、検索開始をクリックします。そして、「関数名」で「MEDIAN」を選択し、OKをクリックします。
次に「数値1」の部分に範囲としてB4:B8を入力します。
計算式は以下のようになります。
MEDIAN(中央)とAVERAGE(平均)の違い
中央値と平均値はよく間違えやすいものです。
例えば以下のような場合はMEDIAN関数とAVERAGE関数は全く同じ結果になります。
実際の業務では、入力間違いやイベントでのイレギュラーなど、突出して数値がおかしくなるときがあります。そんなときに極端に数値が変わってくると、平均の場合は大きな影響を受けます。
MEDIAN関数はあくまで中央値のため、データが5個あれば3番の値(大きい順でも小さい順でも真ん中)にくる数値を抽出します。
そのため一つだけおかしい数値があったとしても影響しないので、とても便利です。
MEDIAN関数のまとめ
今回はMEDIAN関数の使い方とAVERAGEとの違いについて紹介しました。
一般的に使われることが多いのはAVERAGEですが、明らかにおかしい数字によって影響は受けたくないものです。そのため、場合によってAVERAGEかMEDIAN関数を使い分けることをおすすめします。
Excelの機能を使いこなすと、仕事の効率化から大きな時間短縮に繋がります。
仕事術のスキルが増えるとプライベートの時間を時間を増やすことができますので、当サイトで得た知識を是非活用していきましょう。
以下のExcel記事もおすすめです。