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【第7回/書式編】条件付き書式で視覚的にデータを強調する方法

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Excelの条件付き書式で数値データを色分けしたスプレッドシートと「【第7回/書式編】条件付き書式で視覚的にデータを強調する方法」という記事タイトル
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Excel歴15年。パソコン講座を数十回以上実施し、就職や転職、復職の支援も行っています。Excelの基本操作から関数、マクロ、VBAまで仕事で便利だったことを中心に書いていますので、お仕事の時間短縮にお役に立てれば幸いです。
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Excelで大量のデータを扱うとき、数字の羅列だけでは重要なポイントを見逃してしまいがちです。

そんなときに役立つのが「条件付き書式」。設定したルールに応じてセルの色やアイコンを自動で変えることで、視覚的にデータの傾向や異常値を強調できます。

本記事では、条件付き書式の基本から応用まで、実務で使えるテクニックを紹介します。

 

条件付き書式とは?視覚的強調の基本機能

条件付き書式は、セルの値に応じて自動的に書式(色・アイコン・バーなど)を変更するExcelの機能です。

数値の大小や特定の文字列、日付の範囲などに応じて、視覚的に強調することでデータの把握が格段に早くなります。

 

よく使われる条件付き書式のパターン

数値の大小で色分けする

スプレッドシートの条件付き書式。80以上が緑色にし、20以下のデータは赤文字にした画像

売上や点数など、数値の大小に応じてセルの背景色を変えることで、ひと目で高低が分かります。上の画像では「80以上は緑色の背景色」「50以下は赤文字」といった設定を行っています。

 

基準日を元に日付を強調する

スプレッドシートで、日付を過ぎたデータは色変更した画像

今日より前の日付などを強調することで、対応漏れを防げます。業務管理やタスク管理に便利です。

 

条件付き書式の設定手順(基本編)

ここからは実際に証券付き書式を設定する手順を解説します。

条件付き書式は「表示形式」タブ →「条件付き書式」から設定できます。

スプレッドシートの条件付き書式設定方法を画像で解説。表示形式から条件付き書式を選択した画像
まずは「セルの書式設定の条件」で「以上」や「以下」など選択し、数値も入力します。色はバケツのアイコンの所で任意の色を選びましょう。

条件付き書式で指定した値以上に色付けする手順を紹介した画像

完了をクリックすると設定完了です。

memo

背景色以外にも文字の色変更や太字設定などもできる

 

実務で使える応用テクニック

複数条件の設定で細かく分類

スプレッドシートの条件付き書式で数値を2段階複数条件設定した画像

「80以上は青」「30以下は赤」など、複数の条件を組み合わせることで、より精度の高い強調が可能になります。

設定方法は実は難しくなく、2回設定するのみです。

また、文字と値の指定することもできますので、「〇〇を含むテキスト」かつ値が「〇〇以上」のときに色変更という使い方も実務で行います。

 

動的な条件付き書式で柔軟に対応

他のセルの値や日付に連動して書式を変えることで、動的な管理が可能になります。たとえば「今日の日付より前なら赤く表示」など、業務の変化に対応できます。

 

まとめ:条件付き書式でデータの見える化を加速しよう

条件付き書式は、Excelの中でも特に視覚的効果が高い機能です。

データの傾向や異常値を瞬時に把握できるようになれば、業務効率も大きく向上します。まずは基本ルールから試して、徐々に応用テクニックへとステップアップしていきましょう。

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