【Excel関数】MATCHの使い方をわかりやすく解説

MATCH関数を使用すると、指定した文字の位置を調べることができます。

シンプルな関数ですが、事務系の仕事でも使っている人数が少ない関数の一つです。
そこでこの記事ではMATCHの使い方を紹介します。

列や行を求めるシンプルな使い方と、VLLOKUPを使った送料の求め方もお伝えしますので、実務的な使い方も是非学んでいきましょう。

 

MATCH関数とは?

MATCH関数とは、指定した文字の位置を調べる関数です。

位置は行方向でも列方向でも調べることができます。

MATCH関数の使い方

MATCH関数を使用するときは以下の引数を記述します。

【引数の詳細】

検査値	[検査範囲]で調べる値やセルを指定する
検査範囲	[検査値]を探すセル範囲を指定する
照合の種類	「1」「0」「-1」のいずれかで指定。「1」と「-1」は検査範囲を昇順や降順に並べ替えておく必要がある。

 

引数については以下の記事でも解説しています。

 

行の方向で位置を検査

まずは一番シンプルな使い方として、行方向で何番目に位置しているかを調べる方法を紹介します。

下の図では、B9のセルに関数を入力し、営業という部署が票の中の何番目の行にあるかを調べます。

関数を入力したいセルを選択し、fxと書いている「関数の挿入」をクリックしましょう。

続いて、関数の検索で「検査値」と入力し、検索開始ボタンをクリックします。そして、関数名で「MATCH」を選択し、OKをクリックします。

次に、検査値と検査範囲、照合の種類をそれぞれ入力します。

照合の種類

照合の種類を先ほど0としましたが、これは検査値と完全一致する値での検索という意味となります。

また、照合の種類は全部で3種類指定することができます。

照合の種類	検査値の探し方	並び替え
0または省略	検査値と完全一致する値での位置検索	制約無し
1	検査値以下の最大値(近似値)で位置検索	昇順
-1	検査値以上の最小値(近似値)で位置検索	降順

入力すると以下の図のようになります。

数式は以下のようになります。

 

セルではなく文字を直接入力する場合

文字を直接入力する場合は先ほどの検査値をダブルクオーテーション「””」で囲みます。

数式は以下のようになります。

 

列の方向で位置を検査

数式は先ほどとほぼ同じ手順ですが、列方向も何番目か調べることができます。

数式は以下のようになります。

 

MATCH関数とVLOOKUPで送料を求める方法

先ほどまでシンプルな使い方でしたが、実務となるともう少し手順を踏むことが多いです。

今回はVLOOKUPも使用しながら、送料を出す方法を紹介します。

下の図では、重さ6が表の中の何番目にあるかをまずは調べていきます。セルを選択後、「fx」をクリックします。

検査値は重さを入力しているセルH3です。検査範囲は地域の見出しであるA4からE4とします。

(あとでVLOOKUPで送料を出すために見出しも入れている)

OKを押すとこのようになります。

数式は以下のようになります。

 

送料をVLOOKUPで呼び出す

先ほどは「東北」の列が何番目にあるか調べましたが、今度は表の中から送料を出していきます。

H7のセルにVLOOKUP関数で以下のように入力しましょう。

入力が終わると以下のようになります。

数式は以下のようになります。

また、VLOOKUPについては以下の記事でそれぞれ解説していますので、目を通してみましょう。

 

MATCH関数のまとめ

今回はMATCHの使い方について紹介しました。

行や列の位置を呼び出すシンプルな使い方から、VLOOKUPも応用した実務編も紹介しました。

関数は適材適所で使うことでミスなく早く作業することができます。

MATCH関数の記事以外にも多くの関数を紹介しましたが、私が講師をしているご利用者も日々スキルが上がっており、やはり知識があれば全く違うものになってきます。

 

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