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【Excel関数】NETWORKDAYS.INTL(週末指定)の使い方

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Excel歴15年。パソコン講座を数十回以上実施し、就職や転職、復職の支援も行っています。Excelの基本操作から関数、マクロ、VBAまで仕事で便利だったことを中心に書いていますので、お仕事の時間短縮にお役に立てれば幸いです。
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Excelを使用していると、休日を土日や水曜日など指定して、さらに祝日も計算しながら出勤日数を調べたいなんてことありますよね?

実はそんなときに便利なのがNETWORKDAYS.INTL関数です。

そこでこの記事ではNETWORKDAYS.INTL関数の使い方を紹介します。

NETWORKDAYS.INTLとNETWORKDAYS関数の違いについても解説しますので、この記事を読んで使い分けしながらExcelの仕事術として応用していきましょう。

 

NETWORKDAYS.INTL関数とは?

NETWORKDAYS.INTL関数とは、休日(週末)や祭日を指定して期間内の日数を調べる関数です。

この関数の便利な所として、「休日を指定する/しない」や、「祝日を除外する/除外しない」など状況に応じて使い分けすることができます。

 

NETWORKDAYS.INTL関数の使い方

NETWORKDAYS.INTL関数を使用するときは以下の引数を記述します。

【引数の詳細】

NETWORKDAYS.INTL関数の引数
NETWORKDAYS関数(開始日,終了日[,週末][,祭日])

【引数の詳細】

開始日 起算日の日付を指定する。引数に直接入力する場合はダブルクオーテーション「””」で囲む必要があり、「”2025/1/1″」というように入力する
終了日 開始日と同じように、機関の最終日を指定する
週末 稼働日から外す曜日を番号で指定する。祭日を省略すると、土日が休日として設定される
祭日 土日以外の祝日や、祝日を入力したセル範囲を指定する。既定の休日以外、稼働日から外す日がなければ祝日は省略する

引数については以下の記事でも解説しています。

週末と祭日を省略した使い方

NETWORKDAYS.INTLではあまり使わないやり方かもしれませんが、まずは一番簡単な使い方を紹介します。

この関数では週末の入力を省略すると、休日が土日として自動で設定されます。

関数を入力したいセルを選択し、fxと書いている「関数の挿入」をクリックしましょう。

NETWORKDAYS.INTL関数の使い方1

続いて、関数の検索で「祭日」と入力し、検索開始ボタンをクリックします。そして、関数名で「NETWORKDAYS.INTL」を選択し、OKをクリックします。

NETWORKDAYS.INTL関数の使い方2

次に、開始日と終了日を入力します。この時、週末と祭日は空白のままでOKです。

NETWORKDAYS.INTL関数の使い方3

OKを押すと完成です。

NETWORKDAYS.INTL関数の使い方4

 

週末と祭日を空白にした場合、土日が休日、祝日は休みと計算しない扱いとなる

 

NETWORKDAYS.INTLとNETWORKDAYSの違い

NETWORKDAYS.INTLとNETWORKDAYSの一番の違いは休日を指定できるかできないかです。

NETWORKDAYS関数では休日は自動で土日に設定されていますが、それを違う曜日に変更することができません。

休日が土日の場合はNETWORKDAYSの方がシンプルで使いやすいので、こちらを参考に見てみましょう。

週末(休日)を指定する方法

NETWORKDAYS.INTLで休日を設定する方法を紹介します。

以下は日曜日と月曜日を休日にする場合です。祭日を「2」にすると休日が日曜日と月曜日になります。

NETWORKDAYS.INTL関数の使い方5

入力が終わるとこのようになります。

NETWORKDAYS.INTL関数の使い方6

 

数式は以下のようになります。

=NETWORKDAYS.INTL(A2,B2,2)

また、日付に自動で曜日設定する方法は以下の記事で解説しています。
 

 

週末(休日)番号の一覧

先ほどは日曜日と月曜日を休日にしましたが、他の曜日も設定することができます。

番号の一覧は以下となります。

番号 週末(休日)
1 土曜日と日曜日が休日。1は省略可能
2 日曜日と月曜日が休日
3 月曜日と火曜日が休日
4 火曜日と水曜日が休日
5 水曜日と木曜日が休日
6 木曜日と金曜日が休日
7 金曜日と土曜日が休日
11 日曜日のみ休日
12 月曜日のみ休日
13 火曜日のみ休日
14 水曜日のみ休日
15 木曜日のみ休日
16 金曜日のみ休日
17 土曜日のみ休日

こちらはExcelのヘルプに記載されています。

参考元:NETWORKDAYS.INTL 関数

NETWORKDAYS.INTL関数の使い方7

週末と祭日の両方を指定する方法

今回は月曜日を会社の休日とします。完成図は以下となります。

NETWORKDAYS.INTL関数の使い方9

まずは、祭日や会社の既定の休みを指定する場合は、どこかに先に表を作っておきます。

NETWORKDAYS.INTL関数の使い方8

必要な下準備はこれだけです。

入力の際に祭日を入力します。

NETWORKDAYS.INTL関数の使い方10

数式は以下のようになります。

=NETWORKDAYS.INTL(A2,B2,12,F3:F22)

 

NETWORKDAYS.INTL関数のまとめ

今回はNETWORKDAYS.INTL関数の使い方について紹介しました。

NETWORKDAYS.INTLとNETWORKDAYSの違いは会社の既定の休みを曜日設定することができるかできないかのみです。

 

会社が土日が休みの場合はNETWORKDAYSの方が入力する項目も少ないのでわかりやすいでしょう。

Excelの関数は状況に応じて使い分けすることで仕事がしやすくなります。

Excelの機能を使いこなすと、仕事の効率化から大きな時間短縮に繋がります。

 

仕事術のスキルが増えるとプライベートの時間を時間を増やすことができますので、当サイトで得た知識を是非活用していきましょう。
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