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【Excel関数】IFSで3つ以上の複数の条件に分岐する方法を解説

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Excel歴15年。パソコン講座を数十回以上実施し、就職や転職、復職の支援も行っています。Excelの基本操作から関数、マクロ、VBAまで仕事で便利だったことを中心に書いていますので、お仕事の時間短縮にお役に立てれば幸いです。
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単純な条件分岐であればIF関数を使用しますが、3つ以上となるとIFの中にIFを使うなど難しくなります。

しかし、実はExcel2019以降のバージョンであればIFS関数でもっと簡単な数式で入力することができます。
そこでこの記事ではIFS関数の使い方を紹介します。

複数の条件指定するのも簡単に設定することができますので、この記事を読んで是非Excelの仕事術に活かしていきましょう。

IFS関数とは?

IFS関数とは、複数の条件を指定して判別することができる関数です。

一般的には3つや4つ程度まで指定することが多いですが、最大で127個まで条件分岐することができます。

IFS関数の使い方

IFS関数を使用するときは以下の引数を記述します。

IFSの引数
IFS(倫理式1,値が真の場合1[,倫理式2,値が新の場合2]・・・)

【引数の詳細】

倫理式 倫理式を指定する
値が真の場合 倫理式の結果がTRUE(条件が満たされた場合)になるときの処理を指定

 

引数については以下の記事でも解説しています。

3つの条件に分岐する方法

関数を入力したいセルを選択し、fxと書いている「関数の挿入」をクリックしましょう。

ifs関数の使い方1

次に、「関数の検索」で「ifs」と入力し、検索開始をクリックします。そして、関数名は「IFS」を選択し、OKをクリックします。

ifs関数の使い方2

倫理式1はB4>=35000、値が真の場合1は”◎”にします。これは「B4のセルが35000以上であれば◎を表示するという意味です。」

倫理式2はB4>=25000、値が真の場合2は”〇”にすることで、「B4のセルが25000以上であれば〇を表示するという意味になります。

ifs関数の使い方3

倫理式3が見えないときは画面右端のバーを下にずらします。今回はB4<25000、値が真の場合3を”△”とすることで25000未満は△を表示させます。

ifs関数の使い方4

 

memo

文字列を表示させるときはダブルクオーテーション「””」で囲みます。キーボードのShift+2
で表示することができます。

数式は以下のようになります。

=IFS(B4>=35000,”◎”,B4>=25000,”〇”,B4<25000,”△”)

ifs関数の使い方5

IFSでTRUEの使い方

IFS関数でTRUEを使用すると、「倫理式1も倫理式2も成立していないことが真である場合」という意味になります。

条件を使用するときは「どの条件も当てはまらないとき」に一括して処理を行いたい動作がよくありますので、とても便利です。

ifs関数の使い方6

=IFS(B4>=35000,”◎”,B4>=25000,”〇”,TRUE,”△”)

 

IFS関数がない場合

もしお使いのパソコンでIFS関数が存在しない場合、Excelのバージョンが2016以前の可能性があります。

調べ方は簡単です。

「ファイル」→「アカウント」で調べてみましょう。

IFS関数が使用できなくても、実はIF関数を応用することで3つ以上の複数条件を指定することもできます。詳しくは以下の記事をみてみましょう。

IFS関数のまとめ

今回はIFS関数の使い方について紹介しました。

Excel2016までは条件分岐が3つになるとIF関数の中にさらにIFを入れないといけませんでしたが、現在はIFS関数で簡単に設定することができます。

仕事では条件が3つ以上に分岐したいことが良くありますので、とても便利になりましたね。

 

Excelの機能を使いこなすと、仕事の効率化から大きな時間短縮に繋がります。

仕事術のスキルが増えるとプライベートの時間を時間を増やすことができますので、当サイトで得た知識を是非活用していきましょう。
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