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Excelでクリックしたらセルや行列の色が変わる方法

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行と列の色付け
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Excel歴15年。パソコン講座を数十回以上実施し、就職や転職、復職の支援も行っています。Excelの基本操作から関数、マクロ、VBAまで仕事で便利だったことを中心に書いていますので、お仕事の時間短縮にお役に立てれば幸いです。
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Excelでクリックしたらセルや行列の色が変わる方法

Excelでデータ量が多くなると、どこのセルを見ているか分かりにくくなったりします。

そこで便利なのがクリックしたらセルの色や行、列の色が自動で変わる方法。

一度設定しておくことでずっと業務がしやすくなります。

そこでこの記事ではExcelでクリックしたセルや行列の色が自動で変わる方法を紹介します。

今回紹介する設定はそれぞれ以下となります。

セルのみ色付け↓

クリックしたらセルの色付け

行と列の色付け↓↓

行列の色付け

行のみ色付け↓↓

行の色付け

列のみ色付け↓↓

列のみ色付け

 

 

 

Excelでクリックしたセルが自動で色付けする方法

今回使用する手順としては大きく2つあります。それは条件付き書式の設定とVBAです。VBAと言えばExcelのプログラミングとなりますが、今回紹介するのは一度コピペするのみのため、マクロ初心者の方でも簡単に設定することができます。

ただし、普段マクロを使用していない方は開発タブがExcelに表示していない可能性があります。

もし開発タブが表示していない場合はタブの上で「リボンのユーザー設定」をクリックします。

Excel_マクロとVBAの違い4

そして、開発の所にチェックをいれてOKをしましょう。

Excel_マクロとVBAの違い5

これで最初の下準備は完了です。

条件付き書式の設定

設定したい表を選択します。今回はA4からG14を選択しました。そして、条件付き書式をクリックします。

クリックしたら色付け1

次に「新しいルール」を選択します。

クリックしたら色付け2

以下のコードをコピーしてください。

=AND(CELL(“ROW”)=ROW(), CELL(“COL”)=COLUMN())

「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、②の場所は先ほどコピーしたコードを貼り付けます。

クリックしたら色付け3

ROWは行、COLUMNは列という意味ですが、完全に理解しようと思うと混乱するので、覚えずにコピペで大丈夫です。

書式をクリックしたら「塗りつぶし」を選択し、任意の色を選びます。私の場合は業務で黄色を使うことが多いので黄色で設定しました。

クリックしたら色付け4

このままOKを押します。

クリックしたら色付け5

VBAのコードを入力

実は今のままでは毎回シートを更新しなければ反映しません。実際にやってみると分かるのですが、表の中でF9を押すと黄色になります。

クリックしたら色付け6

このままではかなり非効率なのでVBAのコードを入力します。

Excelのが面でAlt+11を押しましょう。コードを入力する画面が開かれます。

下の図の①の部分をダブルクリックします。そして②のコードは画像の下に添付していますのでコピーして貼り付けましょう。

クリックしたら色付け7

上の画像のコード↓↓

入力が終わったらAlt+11を押すか、下の画像のようにExcelのアイコンをクリックするとExcelシートの画面に戻ります。
クリックしたら色付け8

これでクリックしたセルに色付けが完了されているでしょう。

クリックしたらセルの色付け

 

クリックした行と列の両方が色付けする方法

行列の色付け

VBAのコードについては何も編集しなくてかまいません。

行と列両方をクリックする場合や、行だけ、または列のみ色付けするときはセルの条件付き書式の部分のコードを変更するのみです。

最初から設定する場合は「新しいルール」、先ほどの入力が終わった後に編集する場合は「ルールの管理」をクリックします。

クリックしたら行列色付け

コードは以下のコードをコピーしましょう。

=OR(CELL(“ROW”)=ROW(), cell(“COL”)=COLUMN())
ルールの変更の場合は下の画面の場所をダブルクリックします。

クリックしたら行列色付け2

先ほどコピーしたコードを貼り付けます。色の設定方法は同じのため省略します。

クリックしたら行列色付け3

設定が終わると行と列の両方が色付けされます。

クリックした行のみ色付けする方法

行の色付け

手順はほぼ同じです。条件付き書式で以下のコードを入力します。

=CELL(“ROW”)=ROW()

 

クリックした列のみ色付けする方法

列のみ色付け

列のときは以下のコードとなります。

=CELL(“COL”)=COLUMN()

 

Excelのまとめ

今回はExcelでクリックしたセルや行列の色が自動で変わる方法について紹介しました。

最後にコードを表にまとめます。

内容 コード
VBAのコード(共通) Private Sub Workbook_SheetSelectionChange(ByVal Sh As Object, ByVal Target As Range)
Application.ScreenUpdating = True
End Sub
セルのみ =AND(CELL(“ROW”)=ROW(), CELL(“COL”)=COLUMN())
行と列 =OR(CELL(“ROW”)=ROW(), cell(“COL”)=COLUMN())
行のみ =CELL(“ROW”)=ROW()
列のみ =CELL(“COL”)=COLUMN()

 

Excelの機能を使いこなすと、仕事の効率化から大きな時間短縮に繋がります。

仕事術のスキルが増えるとプライベートの時間を時間を増やすことができますので、当サイトで得た知識を是非活用していきましょう。
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