【Excel関数】INDEX関数はどういうときに使う?わかりやすく解説

Excelで値を検索するときにINDEX関数はとても便利です。

しかし実際の職場ではIFやVLOOKUPに比べて知名度がまだまだ低い関数の一つです。

そこでこの記事ではINDEX関数の使い方を紹介します。

関数にあまり慣れていない方にも分かりやすいよう、画像付きで解説しますので、この記事を読んで是非Excelで実践していきましょう。

 

INDEX関数とは?

INDEX関数とは、表の中の何列目、何番目かを指定し、その交点に位置する値を呼び出す関数です。

 

VLOOKUPとの大きな違いは、VLOOKUPは検索する値を表の左端に位置する必要がありますが、INDEX関数は表の中のどの位置でもかまいません。

また、VLOOKUPの使い方は以下の記事でまとめています。

 

 

INDEX関数の使い方

INDEX関数を使用するときは以下の引数を記述します。

【引数の詳細】

配列	検索に使う表のセル範囲を指定する
行番号	検索する行の位置を、数値か数値の入ったセルで指定する。配列が1行の場合は省略可能
列番号	検索する列の位置を、数値か数値の入ったセルで指定する。配列が1列の場合は省略可能

 

引数については以下の記事でも解説しています。

 

行と列を指定して位置を検索する方法

ここからはINDEX関数を使用した使い方を紹介します。

学年とクラスを指定して、条件に当てはまる人数を検索する方法です。

 

関数を入力したいセルを選択し、fxと書いている「関数の挿入」をクリックしましょう。

続いて、関数の検索で「」と入力し、検索開始ボタンをクリックします。そして、関数名で「INDEX」を選択し、OKをクリックします。

引数の指定方法が2つ表示されますが、デフォルトから変更せず、上の行のままOKをクリックします。

続いて、配列、行番号、列番号をそれぞれ入力します。

 

 

入力が完成すると先ほどしていた2行目、3列目の値が表示されます。

数式は以下のようになります。

 

数値を直接入力する方法

先ほどはセルを指定しましたが、セルではなく数値を直接入力することもできます。

数式は以下のようになります。

 

行番号を省略する場合

配列、つまり範囲が1行の場合は列番号を省略しても問題ありません。

こちらの入力が終わると以下のようになります。

数式は以下のようになります。

実は行番号と列番号はどちらを省略しても同じになるため、以下の数式でも同じとなります。

 

INDEX関数はどういうときに使う?

実はINDEX関数はMATCH関数と一緒に使うことが多い関数です。

下の図のように、MATCH関数で県の行の位置を取得し、INDEX関数で表の該当する売上を呼び出す方法を解説します。

 

MATCH関数を先に入力する

まずはMATCH関数についてです。

上の図のように、検査値は求めたいセルとしてH5，検査範囲は行数を調べたい範囲としてB6からB8とします。

 

数式は以下のようになります。

また、MATCH関数の使い方や引数については以下の記事で解説しています。

 

MATCH関数のセルと応用

次は、先ほど呼び出した行数を元にINDEX関数に応用します。

入力が終わると以下のようになります。

 

数式は以下のようになります。

 

入力規則で実用的にする

このままでは間違えやすいため、Excelの入力方法のコツを一つ紹介します。

セルH5を選択した状態で、「データ」タブの「データの入力規則」をクリックします。

次に、設定タブの中の入力値の種類を「リスト」にし、元の値を「=$B$6:$B$8」とします。

OKを押すと、プルダウンで入力できるようになっています。

データの入力規則は応用できる場面が多く存在しますので、是非活用していきましょう。

 

INDEX関数のまとめ

今回はINDEX関数の使い方について紹介しました。

INDEX関数はMATCH関数と一緒に使うことが多いのですが、表の中から必要な値を検索することができるのでとても便利な関数です。

 

実はVLOOKUPでは手が届かない場面にINDEX関数なら使えるということもよくありますので、是非使い方を覚えていきましょう。

 

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